地球を相手にした道具 発売
千葉学の最新書『地球を相手にした道具』が出版されました。
本書は、建築の「道具」としての側面に目を向けることで、建築を介在して見えてくる自然や都市、人と人との関係性の新たなあり方を探求し続けてきた千葉の、建築家としての姿勢を感じ取れる一冊です。
道具を介して自然をより解像度高く感じ取ってきた自身の経験に基づく、建築にとどまらない活動の試行と実践がまとまっています。
東日本大震災後の混乱の中で取り組んだ一連の「釜石市復興住宅」、熊本地震後に地元住民の意向を汲み取りながら生まれた「公民館型みんなの家」、地域活性化も視野に入れた敦賀駅前交流施設「オルパーク」、〈通り庭〉が敷地の中央を貫く「府中市新庁舎」など、詳細図面、写真、スケッチも多数収録しています。
ぜひ書店にてお手にとっていただければと思います。